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「自尊感情を高めるワークショップ」

2011年4月17日(日)、さいたま市大宮区において、2011年4月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、(株)コーチ・エィ CTPクラスコーチの武内範登氏を講師にお迎えし、『自尊感情を高めるワークショップ』をテーマに、さまざまなワークを行いました。

今回のワークショップの元になっているのは『構成的グループ・エンカウンター』という体験学習の手法。英語のStructured Group Encounterの略として『SGE』とも呼ばれています。

SGEは主に学校の教師に向けた体験学習で、お互いのホンネを表現し合い、それを互いに認め合うことで、自己理解・他者理解を促進させ、自己肯定感や自己効力感を養うことがねらいとなっています。

この自己を理解し、受容し、肯定化するプロセスは、まさにコーチングで学ぶところのパーソナル・ファウンデーションの領域でもあります。

photo-02まずは参加者が「素の自分を出せる」ようなペンネームを付けて厚紙に表記し、それを首からぶら下げるところからワーク開始。

次いでペンネームをお互いが承認しあったり、2人組みになってお互いをインタビューした後に4人組みになって他者紹介をするなど、自己や他者を承認するワークを展開しました。

photo-03さらに自分の小さい頃の夢を語ったり、これまでの成功体験をグループ内で共有するワークを行ったほか、自分のこれまでの歩みとそれぞれのイベントでの幸福度を測り、それを1本の線として描く「ライフライン」のワークを行ってそれをグループ内で発表しました。

特にライフラインのワークは多くの参加者の刺激になったようで、めいめいが熱心に自分のこれまでの歩みをグループメンバーに語っている姿が印象に残りました。

講師の武内氏の話では、一連のワークは本来は2~3日かけて行うものであり、かなり内容的に割愛したものとなりましたが、それでも参加者は多くの気づきを得ることができ、自己肯定感や他者理解・受容にはずみがつけられたものと思います。