2018年5月定例セミナー写真3

人財開発事例報告とケーススタディ&ワークショップ
-リーダーが目覚めた、コーチングプロセスとは何か?-

2018年5月定例セミナー写真1さる2018年5月13日、さいたま市浦和区で2018年5月定例セミナーを開催しました。今回は(一社)ビジネスファシリテーション&コーチングカレッジ® 代表理事・(株)リーダーシップコミュニケーションジャパン 代表取締役会長の上西正之(うえにし・まさゆき)氏と(株)リーダーシップコミュニケーションジャパン 代表取締役社長・(一社)ビジネスファシリテーション&コーチングカレッジ® 専務理事である上西英理子(うえにし・えりこ)氏ご夫妻に登壇いただき、両氏がこれまで関わってこられたコーチング事例をひもときながら、組織やエグゼクティブの変容を促す手法をテーマに進行。当日は約20名の参加者がありました。

コーチングは米国からもたらされたコミュニケーション技術であり、そのため米国人の感覚でメソッドが形作られていますが、その中には日本人として馴染みにくい要素もあり、スキルをそのままトレースするだけではまったく成果が出ないことが往々にしてあります。

お二人は、「日本型コーチング®」を標榜して私たち日本の経営、組織風土、気質に即したコーチングのスタイルを追究しておられ、特にセッション前のオリエンテーションには意を払っているとのこと。クライアントとの信頼関係を結ぶために、ランチミーティングすることや、コーチ側から自己開示することで胸襟を開いて対話ができる雰囲気作りに力を注いでいるそうです。

2018年5月定例セミナー写真2お二人の自己紹介の後、今日のセミナーで各人が得たいこと、知りたいことをグループで話し合った上で、めいめいが付せんに書いてホワイトボードに貼付。この付せん2018年5月定例セミナー写真4に書かれたを踏まえた上で進行しました。

お二人のデモセッションでは、コーチ役の正之氏が、ストレートな質問だけではなく、テーマとまったく異なる話を振るなど、クライアント役の英理子氏がさまざまな視点からテーマを見つめることを促しているように見受けられました。

さらにお二人が関わった過去の事例を題材に、クライアントの簡単なプロフィールを開示した上で、自分がコーチだったらどんな質問をしたいか、あるいはどのような戦略でセッションを行いたいかをグループ内で話し合い、意見を全体でシェアしました。

コーチングのスキルやセッションを行うようなテーマが多い中、今回の事例報告を主題にした内容は、現実の組織の中でコーチングを活かしていくためのヒントが随所に発見できた実りの多いセミナーでした。

アンケート

参加して手に入れたこと、参考になったこと、帰って活かしたいと思ったことはなんでしょうか?

  • 承認、質問の仕方、プロセス(TKさん)
  • コーチングを詳しく知りませんでしたが、具体的なケーススタディーや進め方がとても参考になりました。今の職場で、私のできる範囲で今日学んだことを少しでも実践できたらと考える機会にもなりました。(KNさん)
  • セットアップの重要性がよくわかりました。信頼構築が基盤。(NOさん)
  • 問題のあるとされる営業部長に対峙するにあたり、準備と承認が足りていなかった。(SYさん)
  • 承認の大切さ、大変さを改めて認識できました。(MOさん)
  • 人前に立って話す、コーチング以前のセットアップのあり方から、実際のコーチングのセッションまで、何から何まで大変勉強になりました。(KIさん)
  • to doingではなく、to beingを大切にする。4つの変化軸でクライアントに質問していく。実際の事例でのアプローチが参考になりました。(NTさん)
  • とてもわかりやすい説明と、実際のケーススタディーは日々会社で発生する事例にも大変参考になりそうです。唯一無二の承認を心がけたいです。(MHさん)
  • 4つの質問軸、承認を常に意識する。
  • 世界一の承認、質問の4つの軸(NSさん)
  • クライアントとの関係性の作り方、聖人の重要性とアプローチ、コーチングをするにあたってのチェックポイント、どんなアプローチをすればよいかなど。(MTさん)
  • ビジネスコーチングのマトリックス、母でいる。承認の重要性。4つの変化軸。セットアップ(設え)の重要性。(SNさん)
  • 承認の素晴らしさ。今、ビジネスから離れたい気持ちがわかりました。(NUさん)
  • なかなか「承認」できないので、意識して使うようにしたいと思いました。(KTさん)
  • 小グループに分かれてコーチングの実習したこと。実例に基づいてこれらのケースのコーチングのモデルを考えたことが実践的で有益な実習だったと思います。(THさん)

その他のご感想ご意見、ご希望がございましたらご自由にご記入ください。

  • コーチングに加え、ビーズカレッジさんの独自のコーチングの考え方がとても新鮮でした。上日産の論理的な考えとえりこさんのとてもハート(愛)のあるコミニケーションスキル、私の人生の中に取り入れていきたいと感じました。(KNさん)
  • ありがとうございました。(NOさん、NSさん)
  • 明日から会社での私のbeingが見えました。(SYさん)
  • えりさんの語り口、スピード、間間間。登場人物の描写、語り口がとても温かくぜひ真似したいと思います。(ぜひ学びたいと思います。)
  • 改めてコーチングスキルの重要性を再認識できました。新たな職場でいかせていければ良いと思います。有り難うございました。(MTさん)
  • えりこさんのマインドが素晴らしすぎて感動しました!! いろいろ話を伺いたいと思いました。筋トレして鍛えていきます。(NUさん)
  • ファシリテーションをテーマにワークショップを実施してほしい。(KTさん)
  • 上西夫妻の豊富な具体例を含めたデモや教訓を具体的に提示していただいたのがいつもながら大変有益でした。多くのアドバイスがコーチングでの豊富な実践であることも素晴らしいと思いました。特に生の会話でのコーチングの導入事例は初めて伺う内容で貴重で多くのヒントをいただきました。(THさん)