「ガマン弱くなるススメ」

2006年12月3日（日）、さいたま市大宮区において、埼玉チャプター12月定例セミナーを行いました。

今回のセミナーは、埼玉チャプター会員でもあり、コーチ21・CTPクラスコーチとしても活躍されている外山薫（とやまかおる）氏を講師に迎え、「ガマン弱くなる」という一風変わったテーマで開催しました。

私たちは、幼少の頃から「ガマン強くなる」ことを大人からしつけられ、成長してきました。そして、「ガマンすることは美徳である」と、なかば理解されています。

本当にそうなのかを検証するために、全員が今年ガマンしたことをシェアし合い、なぜガマンしたのか、ガマンすることによって何が手に入ったのだろうか、ということを考えてみました。

すると、たとえそれが無意識な状況であっても、ガマンすることによって内面的にネガティブな感覚を持ってしまっていることに気づきました。

社会生活を送るうえで、確かにガマンをしなければならない場面はたくさんあるものの、日常の中での小さなものごとについてまでガマンを強いるのはどうなのか？　ガマンするものを一度は手のひらにのせてみて重みを確認することは必要だけど、ときには一度手放してみて遠くから俯瞰してみると、また別の視点が開けてくるのかも知れません。

そういうわけで、「ガマンすることは本当に人間にとって正当なのか？」。今回のセミナーではこの点で全員が考えさせられました。

セミナー終了後は、大宮駅前の居酒屋で埼玉チャプター忘年会を開催。酒杯を重ねながらのコーチング談義が展開されました。