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コーチングを“幸せツール”にする

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さる2019年3月17日、さいたま市浦和区で2019年3月定例セミナーを開催しました。今回は、国際コーチ連盟プロフェショナル認定コーチ(ICF PCC)、(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ、NPO法人日本スクールコーチ協会副理事長でもある、埼玉チャプター顧問の三好智玄(みよし・ちげん)氏が登壇、『コーチングを“幸せツール”にする』をテーマに進行していただきました。

コーチングは本来、望むゴールにできるだけ早く、最小限のエネルギーで到達するために、クライアントに行動変容を促していくものです。しかし時として、めざすゴールに到達する経過で自分にとっては苦手な分野ややりたくない行動が立ちはだかることがあり、それに四苦八苦する中で、いつしかコーチングが「辛い」「厳しい」修行のようなものにとらえてしまう傾向も少なからずあると思われます。

コーチングを、“人生を幸せにするツール”という本来の役割にもう一度立ち返り、参加者みんなで考えてみました。

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まずは参加者各人の今の“幸せ度”をシェア。皆さん比較的高いパーセンテージでしたが、“幸せ度”自体は主観的な指数であるため、数値の高低で他者との比較はできません。仮に数値が低かったとしても、それは「まだまだ伸びしろがあると自覚している」とも言えます。

智玄コーチによると「“幸せ度”と“主体度”は一致する関係にある」とのこと。主体性を持って行動すると、自ずと“幸せ度”は上がっていくものと言います。それを踏まえて「過去に戻ることができて、1つだけやり直しがきくとしたら、何を思い浮かべるか」というお題で個人ワーク。 参加者おのおのが考え、それをグループ内でシェアするとともに、その時の気持ちを満足させるために、今からでもできることを挙げていきました。

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そして、各グループごとに“幸せ度”を上げる要素をできるだけたくさん挙げ、それらを集約してエッセンスをカードに記入し、智玄コーチの専売特許である『智恵の樹』にカードを挿して全員でシェアするとともに、そのエッセンスとコーチング・スキルとの共通点を考えていきました。

参加者からは「主体性の大切さがわかった」「自分を客観視することができた」「自分の本当に求めている幸せを発見できた」等々、深い気づきを得ることのできたセミナーでした。

アンケート

今日の収穫はどのようなことでしたか? その収穫をご自身の生活に、どのように活かしたいですか?

  • 元気になりました。<活かすこと>行動する>考える に少し切り替えます。(SYさん)
  • 幸せ度と主体性。<活かすこと>ワクワク感が大切。(NOさん)
  • 自分の幸せ度を見つめ直せた。<活かすこと>仕事面に活用したい。(KKさん)
  • 「Happy-Happy」…自分の理想とする概念と同じで自信がつきました。<活かすこと>仕事・生活に対し具体化していく。(KSさん)
  • どんなことをしている時一番幸福度が上がるかが再確認できた。<活かすこと>4月から新しい仕事の中で一番やりたいことをやりたい。(STさん)
  • 自分の本当に求めている幸せがわかった。<活かすこと>本当に求めている幸せを求めていきます。(NSさん)
  • 今の状況を良い方向へ向ける、主体性を持った自分の確認ができた。<活かすこと>独立(MAさん)
  • 改めて主体性の大切さ。<活かすこと>人生に活かせる!(YKさん)
  • 今、幸せ度100%と言えてる自分がいました。幸せを言語化する時間は私には有効でした。<活かすこと>1日の終わりにすべてを水に流すこと。(JOさん)
  • 日頃感じている①健康で②取り組むテーマがあり③協力する仲間がいる ことの大切さを再確認する機会を提供いただきありがとうございました。<活かすこと>来る6月に開催するセミナー(働き方改革の個人編)に応用できるヒントをいただきました。(THさん)
  • 今の自分の状態を客観視できたこと。<活かすこと>周りの人に感謝したい。(MKさん)
  • 自分の目指していることが言語化できた。「その人がその人らしく生きることに貢献する」<活かすこと>家族をよく観察し、彼らが自分らしく幸せにしていられるよう応援したい。(SNさん)
  • <収穫>①今の自分の幸福度や、どんなことに幸福を感じているかが分かった。②主人と一緒に参加しましたが、彼の幸福度を知ることが出来た。③幸福=主体者であるということを知ることが出来た。コーチングが幸せツールになった!<活かすこと>幸福度が落ちているな、と感じたら、「コーチングのどんなところを活用するか?」という視点を持って、自分で幸福度を上げる。仕事の中でも「問いかけ」を役立てたい。(AOさん)

十分な理解や納得ができず、残っているモヤモヤ感があればそれを教えてください。

  • 主体性・主体度の持ち方(持たせ方)、モチベーションの持続性のためにうすればよいか(考えないといけませんが)。(KSさん)
  • 特になしですが、私は幸福度と生きがい度は違うものと思っています。(STさん)
  • ありません! 今日の定例会でいい感じです!(MAさん)
  • 短い時間でしたが、中身の濃いプログラムでした。残っているモヤモヤはありません。(JOさん)
  • 自分の幸せについて、相手を変えて何回か話してもよかったと思いました。(MKさん)

この後、「行ってみよう」「行いたい」と思うことは何ですか?

  • 組織を変化させるコーチング(SYさん)
  • もっとコーチングの勉強をしたい。(KKさん)
  • 仕事・生活に対し具体化していく。(KSさん)
  • 主体的に受容する。(NSさん)
  • 多くの人との対話・議論(MAさん)
  • またセミナー来ます。(YKさん)
  • 未完了を残さないような1日の終わりを実践(JOさん)
  • 健康のキープ、生き生きするテーマの創出、コーチングの活用のバリエーションや仲間との共同取り組み!(THさん)
  • 未完了(を完了)(MKさん)
  • 担当クライアント全員が主体性を発揮できるための行動計画を立てる。(SNさん)
  • 「あなたはどう思う?」という問いかけを、お互い出来る場を創ること。主体的に関われるような仕掛け、仕組みの工夫。(AOさん)