片付けで人生を変える
さる2018年3月11日、さいたま市大宮区で2018年3月定例セミナーを開催しました。当日はコーチでもあり、整理収納アドバイザーとしても活躍しておられる仲井圭二氏を講師に迎え、「片付けで人生を変える」というテーマで進行しました。
一般にこの種のセミナーでは「整然と片付けられている状態」をゴールとしてそこに至るまでの方法論が展開されるものですが、仲井氏の持論は「本人とって心地良い環境は異なる」というもの。たとえば有名作家のお宅の書斎では本や資料が所狭しとうずたかく積み上げられ、足の踏み場もないところで本人が座れるだけのスペースの中で煙草をくゆらす……きれい好きの人からすればおよそ眉をひそめるような環境でも、作家ご本人にすれば快適な環境かもしれません。仲井氏は「本人にとって心地良いのであれば、そのような環境でもOKだ」とおっしゃいます。ただ、心底快適であれば問題ないものの、当人にとって“気になっている”“疲れが出やすい”等マイナスの状態が出るのであれば、やはりそれは本当の意味での快適な空間ではなく、片付けの対象になる、ということでした。
セミナーでは、3~4人でグループを組み、個々人の生活空間で気になっている環境、改善したい場所などをシェアし合い、それらをどのようにすれば快適になるのか、快適にするためには何をどのようにいつまで片付けるか、といったことを話し合いました。
そして最後には、参加者1人ひとりがこれからすることを全員の前で宣言。参加者の前でコミットメントすることで、片付けのモチベーションが上がることを実感するセミナーとなりました。
アンケート
参加して手に入れたこと、参考になったこと、帰って活かしたいと思ったことはなんでしょうか?
- 2級講座で使える例(KM)
- 賞味期限。自分にとっての理想の状態を考える。(KN)
- 捨てる勇気をもらえたこと。必要に迫られないとやらないという自分の性分がよくわかった。(ST)
- 「30分前の自分は他人」。仲井先生の受け答えの柔軟性。(YS)
- おかたづけ→コミュニケーションだと感じました。(MH)
- 片付けにも“目標”を設定する、問題解決やコーチングの手法が応用できる点が参考になりました。(TH)
- 「自分にとっての大事なもの」を意識するようになった。(MK)
- 自分と向き合うように自分の持ち物と向き合うということ。(NS)
- 動線やラベリングを意識してみようと思いました。(MT)
- いくつかの具体的なメソッドは行動を実現される上でとても参考になりました。また参加者の方の発言でとても有効な方法がいくつかあったので、さっそく取り入れたいです。(MH)
- 中身にとらわれず、機械的にまずは仕分けしてみる。(KN)
- 書類整理・収納のヒントが得られた。(KT)
- 無理せず、できるところから。(SY)
- 洗濯物たたんで収納はやめて仕分けのみにする。書類、データにあるものは捨てる。(JS)
その他のご感想ご意見、ご希望がございましたらご自由にご記入ください。
- 一人一人が気になっているところ、理想をあげておいて、整理のスキルを聞いてから行動宣言する流れで自分に落とし込めて良い流れでした。(KM)
- いつも有益な気づきのある講座・講師の実施をありがとうございます。主張するテーマについてより具体例を示して説明していただいたのが大変わかりやすく、参考にしたいことでした。(TH)
- ありがとうございました。(NS)
- 自分が気持ちよいレベルの“かたづけ方”を探すことが重要だとわかりました。(SY)