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「感情」と「思考」の関連について、ワークを通して理解を深める

さる2016年3月13日、さいたま市大宮区で2016年3月定例セミナーを開催しました。今回は米国NLP協会の認定トレーナーであり、(一財)生涯学習開発財団認定コーチでもある平子健司氏を講師にお迎えし、NLPの観点から人の感情や思考がコミュニケーションの取り方によってどれだけ影響を受けるのか、ということについて学びました。

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平子氏は、福島県いわき市で鶏卵加工業を営む会社を率いる経営者でもあります。ご自身がトップになったときに直面した苦労話を踏まえ、NLPの理論が展開されました。

人の脳は、「想像」と「現実」の区別がつけられない、とされています。たとえば梅干しを想像しただけで唾液が出る、というように、実際に梅干しを頬張っているわけではないのに、梅干しの姿をイメージするだけであたかも頬張っているかのように脳が錯覚して唾液を分泌する、というカラクリです。逆に言えば、肯定的な状況をイメージすると、それが現実化する確率が高くなる、ということでもあります。脳の働きが人の行動や成果に大いに影響を与えるということを学びました。

次に行った2人組になってのお互いを見つめ合うワークでは、ふだん家族以外で見つめ合うということもあまりないだけに、思わず照れ笑いがあちらこちらで見られる面白いワークとなりました。

また、自分の嫌いなところを挙げ、それを肯定的な言葉に言い換える、いわゆる『リフレーミング』のワークも行い、自分の成長した幸せな状態をイメージすることで、開放的な気分を味わうということも体験しました。