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「承認」の効果について

2007年10月21日(日)、さいたま市大宮区において10月定例セミナーを開催しました。

今年の埼玉チャプター・定例セミナーは、『コーチのコアコンピテンシー』に着目し、コーチングの基本スキルを学び直すことをテーマに行っています。

今回は、7月の「聞く」、8月の「効果的な質問」に続き、コーチングの重要なスキルの一つである「承認」について、埼玉チャプター会長の砂川邦夫氏を講師にすすめていきました。

まず参加者から、「承認する」というのはどういうことかを挙げていくと、

  • 相手を認める 相手の存在を認める
  • 相手のモチベーションを高める
  • 成果や結果を承認すること
  • 成長そのものを認めること

といったような考え方が出され、これらを踏まえて、「『承認』とは、相手に行動を起こさせたり、行動を継続させたりする原動力である」というフレーズを確認することができました。

さらに承認の手法として、

  • 客観的事実を伝える(Youメッセージ)
  • 主観的感情を伝える(I(アイ)メッセージ・Weメッセージ)

が紹介されましたが、参加者からは「Iメッセージはともかく、Youメッセージ(客観的事実)を伝えることが難しい」という声があり、ディスカッションをした結果、「それには『聞く』スキルを大いに養う必要がある」という考え方を共有しました。

photo-02そのほかにも「コミュニケーション・タイプ別の承認の方法」や「行動の原理原則・ABC理論」などを中心にしたディスカッションなども行い、後半は『承認する』ことに力点を置いた5分間コーチングを行うなど、充実した2時間となりました。