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2015年2月21日~22日の日程で、関東4チャプター(栃木チャプター群馬チャプター埼玉チャプター茨城チャプター)合同企画の『関東4チャプター交流会』が、茨城県古河市の「古河市交流センター平成館」で開催されました。

昨年予定していた第9回は、大雪に見舞われて急きょ中止となったため、10回目を迎えた今回は2年ぶりの開催となり、各県から延べ30名近い参加者を集め、盛況のうちに終了しました。
以下、2日間のもようをレポートします。

1日目(2015/2/21)

オープニング

1:00pm~1:30pm
栃木チャプター

photo-01今回のメイン幹事である栃木チャプターの進行によるオープニング。各チャプターからの参加者が紹介されました。
photo-02今回は各チャプターからご当地の銘菓などが持ち込まれ、会場の一角では物産展の様相。特に茨城チャプターから差し入れられた『干し芋』が大好評で、休憩時間になると干し芋のパッケージに何人もの手が伸びていました。
photo-03また茨城チャプターの元チャプター長である長谷川英輔氏が、このほど書籍を上梓することになり、その報告がご本人からありました。今春、書店に並ぶとのことです。

<栃木チャプター担当ワーク>
『4チャプ交流チームビルディングゲーム』

1:30pm~3:00pm
栃木チャプター長 大垣俊司氏

photo-0420本のスパゲッティを主材料に、90センチのヒモ、同じく90センチのマスキングテープを用いて自立式のタワーを作り、頂点にマシュマロを冠すれば完成、というゲーム。4人~5人でチームを組み、複数のチームで高さを競いました。
「高さを競う」というルールがミソで、それにつられてスパゲッティをできるだけ効率よく用い、タワーを高くする発想につながるのですが、1本のスパゲッティはちょっとした重さでしなってしまい不安定になりますし、マシュマロも意外に重く、高くしようとすればするほど自立することが難しくなります。
photo-05ゲームでは、チーム内の話し合いで役割分担や戦術を立てる時間を20分もとりましたが、これはチームビルディングのスキルを養うためのもの。手持ちぶさたになる人が皆無になるよう、みんなで目標に向かってアクションを起こしている状況を作ることをめざすワークでした。
最終的に自立したマシュマロタワーを完成させたのは3チーム。いずれも高度を稼ぐのではなく、スパゲッティを数本束ねてしっかりした基礎や骨組みを作っていったとのことです。

<群馬チャプター担当ワーク>
『ぐんちゃぷのリソースとこれから』

3:15pm~4:45
群馬チャプター・大澤ゆう子氏

photo-06前チャプター長の大澤氏のファシリテーションによる、『断捨離』のワークを行いました。
私たちは、いろんなモノに囲まれて暮らしていますが、その中には壊れてしまってもはや役割を失ったモノや、もともと要らなかったのに思わず衝動買いしてしまったモノなど、使っていないモノが意外に多くあります。それらは処分して身の回りのスペースを広げることが、自分自身のメンタル面を改善し、パフォーマンスを向上させるキーになりますが、しかし理屈に反してなかなか処分できないのが人情。
photo-07アセスメントを通じて、なぜ私たちは要らないモノを捨てることができないのかを分析し、捨てる勇気を持つための心構えなどを学びました。

懇親会

6:00pm-8:00pm

photo-08泊まりがけの交流会だからこそ、時間を気にすることなく酒食をともにできるのが醍醐味。今回はサブ幹事である群馬チャプターの清水チャプター長による乾杯の音頭で懇親会がスタート、チャプター間を越えての交流で参加者一同大いに盛り上がりました。
いつも、食べきれないくらいのたくさんの料理を、とてもリーズナブルなお値段で用意していただいています。『平成館』の皆さま、ありがとうございます。
そしていつものように懇親会終了後も場所を座敷に変え、日付変更線を越えて、笑い声の絶えない楽しい交流を深めました。

2日目(2015/2/22)

<埼玉チャプター担当ワーク>
『コミュニケーションと運動』

7:00am~8:00am
埼玉チャプター理事・尾口あゆみ氏/埼玉チャプター・尾口順一氏

photo-092日目最初のワークは、久しぶりに研修所内から外に出て室外でのワークとなりました。
まずは尾口順一氏の先導で研修所内でのストレッチ。ストレス等で固まった身体がほぐれたところで室外へ。夜半はあいにく雨が降っており天気が心配されましたが、明け方に雨は上がり、曇り空ではあるもののまずまずの天候となりました。photo-10ここでジョギングをする者、ウォーキングをする者とがめいめい分かれて、散策コースを自由に周回。朝食前のワークだったため、その後の食事も美味しくいただけました。

<茨城チャプター担当ワーク>
『コーチング大討論会』

10:15am~11:45am
茨城チャプター・八幡健一氏

photo-112日間を通してのカリキュラムのトリは茨城チャプターが担当する『コーチング大討論会』。日本にコーチングが本格的に紹介され始めてから約20年。photo-12昨今は、ひとわたり啓蒙する対象が一巡し、ブームが過ぎたという向きもあります。それを占うかのように、各チャプターの会員数や勉強会の動員数が伸び悩む傾向が出てきており、今後のコーチングの方向性やチャプター活動のあり方について今一度考えてみよう、ということで各チャプターごとにディスカッションを行い、出てきた意見をシェアし合う、という方法で進行しました。photo-13
『コーチ』や『コーチング』という言葉を、意を考慮した日本語に直すと、どういう言葉になるか、というテーマでは、photo-14たとえば『コーチ』は『巧知』『超伝導士』『伴走者』『内観士』、『コーチング』は『学びと気づきの人間関係』『和楽自(わらじ)学』といった意訳が披露され、コーチの本当の役割を改めて認知する機会となりました。
photo-15最後に、各チャプターの代表から、今後それぞれのチャプター活動の方向性について宣言がなされ、お互いに磨きあって充実したチャプター活動を期しました。

今回は、メイン幹事だけがワークショップを主催するのではなく、各チャプターがワークを持ち寄るという、本来の交流会のカリキュラムとなり、それぞれのチャプターのポテンシャルが活かされた交流会でした。