photo-01

「あなたのコミュニケーションはドラマを使って進化する!」

さる2015年2月8日、さいたま市大宮区で2月定例セミナーを開催しました。今回は(一財)生涯学習開発財団認定コーチであり、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーでもある高田天朗氏を講師に迎え、20名の参加者で進行しました。

photo-02高田氏は小学生時代に体験した演劇で「演じること」に魅了され、大学卒業後に老舗劇団に入団するも、なかなか頭角を現すには至らず、そのうち行きがかりで取り組み始めた演出の仕事を通じて演技トレーナーとして昇華、多くの新人を育ててこられました。その後、奥様のご実家の家業を継がれるも、演劇経験を活かしてビジネスマンを元気にしていく活動を展開。参加者をドラマのキャストに見立てた『なりきりワーク』を使い、コーチングやカウンセリングを実施しておられます。

まずはアイスブレーク。受付横に並べられたパペットからお気に入りのキャラクターを選び、2人組になっての自己紹介。とは言っても、指にはめたパペットが、自分にとってかけがえのない存在であることと仮定し、そのパペットが自分を紹介するという擬似他己紹介を行いました。自分の口から自分のことを話すことに変わりはないものの、パペットという第三者に語らせるシチュエーションを作るだけで、自分を客観視できる効果を体感しました。

photo-03たドラマ仕立てのワークでは、課題を持っている参加者が、その課題解決のためにドラマを展開していくわけですが、登場人物を他の参加者から募り、それぞれがキャストの断片的な属性情報を手がかりに言葉を交わしたり行動したりしつつ、演劇の形態で進行していきました。またそれぞれのキャストの心の声を、別の参加者が代弁するシーンも挟み込まれ、とても立体的なコミュニケーションが再現。課題解決の一歩を進めていくための大きなヒントを得ることができました。