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「『リフレーミング』で自分に素直に向き合おう」

2007年4月22日(日)、さいたま市大宮区において、埼玉チャプター4月定例セミナーを開催しました。

今回は、埼玉チャプターの会員・沖昌幸氏を講師に「『リフレーミング』で自分に素直に向き合おう」というテーマで、約10名の参加者とともに開催しました。

人は誰しも、自分が短所と感じている部分があります。しかしそれをずっとネガティブに思い続けていても、未来に向けた建設的な思考にはなりません。さりとて無理やりポジティブに考えるのも自然ではありません。

そういうときに「リフレーミング」という手法を使うと、無理なく今の自分を別の視点でとらえることができます。

たとえば「自分は気が小さい」とネガティブに思っている人がいた場合、その人は「気が小さい」ゆえに「慎重」であり「人を大切に」する人でもあります。こういうように考えると、その人の性格は曲げられないけれども、解釈は180度変えることができます。

photo-02ワークでは、今の自分の気になっていることを出してもらい、それを他の参加者からリフレーミング後の表現を出してもらう手法で進行しましたが、「自分の嫌なところが、逆に素晴らしく思えてきた」という声が寄せられました。また講師から『リフレーミング辞書』を参考資料として配布しました。さまざまなネガティブフレーズに対してリフレーミングで言い換えたフレーズを対比させて掲載しており、非常に好評でした。

また今回のセミナーでは、「リフレーミング」と底辺で通じている、コーチング上の「強み」も扱いました。

「強み」とは国語辞典では「得意なところ」「長所」という意味ですが、コーチングでは「その人の思考・行動パターン」という意味で用いられています。

コーチングではクライアントの「強み」を見つけることが、パフォーマンスやモチベーションを上げる手段となりますが、今回はコーチ自身が自分の「強み」を見つけることを想定したワークを行いました。

「強み」を見つける方法はいくつかありますが、今回は「不測の事態を体験したときにどんな行動をとったのか」という切り口でセッションを行いました。通常は成功体験や他人からのフィードバックで自分の「強み」を見つけるワークがほとんどですが、「不足事態の体験」をキーにしたワークはなかなか体験できない、という感想が寄せられました。