これですっきり！仕事に活かせる簡単整理術

2012年12月2日（日）、さいたま市大宮区にて2012年12月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは（財）生涯学習開発財団認定コーチであり、整理収納アドバイザー、NPO法人ハウスキーピング協会認定講師でもある仲井圭二氏を講師に迎え、「これですっきり！仕事に活かせる簡単整理術」と題して、家庭や職場でのものの整理についてレクチャーを受けました。

仲井氏の考える『整理』とは、(1)必要なものと不必要なものを区別し、必要なものを使いやすく保管すること、(2)自分の人生を豊かにするもの、と定義づけておられます。

私たちは、モノに取り囲まれる生活をしていて、モノが多ければ多いほど豊かに思えますが、しかし整理や保管がなされず、モノがあふれる状況になると、いざというときに必要なものが探せず、時間を浪費することにもなり、ストレスがたまることとなって、むしろ心は豊かにはなりません。

その裏返しで、モノの整理をができていると、(1)時間的、(2)経済的、(3)精神的　に大きな効果を得ることができるのです。グループごとのディスカッションでは、「以前買ったのに同じ本を何度も買ってしまう」とか、「なかなか服や本が処分できない」といった声が相次ぎました。中には「整理されてスッキリしていると逆に不安になり、空間を埋めるために結局モノを買っている」というエピソードも。

理屈では「こうすれば整理できる」ということは分かっていても、実際に取り組むとなるとさまざまな要因で挫折してしまうのが常。そんな実態を見据え、仲井氏からは、誰にでも永続的に取り組める整理に対する考え方や方法をレクチャーしていただきました。

特に仲井氏がご家庭内で実践されている家電製品等の「取扱説明書」の整理方法については、さほどの手間をかけずに効率的・機能的に整理されているさまを披露いただき、私たちにもすぐに実践できることが実感できました。

さらに職場や家庭内で当たり前の道具となっているパソコンについて、その中に保存しているファイルの整理術についても、仲井氏が実際に行っている整理法を紹介いただきました。

折しも、師走に入ったばかりで、時宜を得たセミナーとなりました。

セミナー終了後は、毎年12月定例セミナー後に恒例の忘年会を大宮駅近傍で行い、1年間の活動について参加者への感謝とスタッフを労うとともに、来年の活動に向けての展望を語り合いました。