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もう一つのパーソナル・ファウンデーション・プログラム-エニアグラムで自己肯定感を高めよう

2012年10月14日(日)、さいたま市大宮区において、2012年10月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、「もう一つのパーソナル・ファウンデーション・プログラム-エニアグラムで自己肯定感を高めよう」と題し、性格分析ツールの1つであるエニアグラムをテーマに埼玉チャプター理事の沖昌幸氏が講師をつとめました。

まずは90問からなる設問に答えることで、自分自身のタイプを測定。参加者それぞれのタイプが出ました。なお、ここで測定されたタイプの結果は、ブレが生じているケースもあるため、あくまでも『仮の』タイプとしてワークを進めていきました。

最初のワークは、不測の事態が目の前で起き当事者として巻き込まれたときに、自分の内面で起こる感情やその後はどのような行動に出るか、というもの。

それぞれタイプごとにとっさに出てくるセリフに違いがあったり、それに続く反応や行動内容も異なってくるのですが、タイプごとに根ざした根源的怖れや根源的欲求、価値観の違いに由来するところを検証していきました。

photo-02人の性格は、物心がつく2~3歳頃に形成されると言われており、そのプロセスには親との関係がとても深く関わっています。そこで2つ目は、参加者自身の幼少期に立ちかえって、親との関係を見つめ直すワークを行いました。

親は自分に対してどういう望みを持っていたと思うか、自分は親に対してどういう望みを持っていたのか、そして望みと現実とのギャップを埋めるためにどういうことを行っていたのか、ということを顕在化させていきました。

いつの間にかできあがってしまった性格に対し、ふだんは顧みることもありませんが、親との関係を見つめ直すことで自分の性格の成り立ち、きょうだいとの違い、親に対しての感情などが深いところで絡み合っているところを体感できたように感じました。

「性格は、成長過程において適切に満たされなかった幼児期の欲求が欠落部分となっているところを補うために形成された『ギプス』のようなもの」という説に、参加者は大きくうなずいていました。

また、エニアグラムのベースと「ストレングス・ファインダー」(強みを見つける)の根拠がとても似通っていることにも興味を惹いていました。