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「ICFコア・コンピタンシーを理解する」

2010年9月19日(日)、さいたま市大宮区において、埼玉チャプター9月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、6月セミナーに引き続き、埼玉チャプター会長であり、コーチ・トゥエンティワンCTPクラスコーチでもある砂川邦夫氏を講師に、『ICFコア・コンピタンシーを理解する』をテーマに進行しました。

コーチング発祥の国である米国を本拠としてコーチング普及のために世界的な活動を展開している組織、国際コーチ連盟(ICF)では、コーチとしての資質を向上させるため、あるいはコーチとしてのトレーニングのレベルを測定するために、『コーチのコア・コンピタンシー』を制定しています。

コーチングとはコミュニケーション技術の一つの手法として理解されてはいますが、しかし単なるスキルではありません。コーチとしての一定の資質が備わってこそ、そのスキルが活きるわけで、むしろこのコア・コンピタンシーを理解し、これに沿った研鑽を努めることが肝要である、と理解されています。

photo-02今回は「アクティブ・リスニング」を取り上げました。

アクティブ・リスニングの意味について参加者同士がディスカッションし、理解を深めるとともに、アクティブ・リスニングができているかどうかのチェックリストを用いて、そのリストに書かれてある内容について、参加者それぞれが失敗談や体験談を披露しながら、ディスカッションを繰り返しました。

また、ケース・スタディを題材に、その文面からクライアントの内実を読み取るワークを行いましたが、さまざまな視点の意見が続出し、参加者一同、学びの深いワークとなりました。

今日の参加者のうち半数は、コーチングを特に体系的に学んではいない方々でしたが、「初心者でも暖かく承認していただき、とても参加しやすかった」「大きな刺激を受けた。これからも是非参加したい」という嬉しい感想をいただくことができました。