「クエッションゲーム」
2009年5月17日(日)、さいたま市大宮区において5月定例セミナーを開催しました。
今回は、埼玉チャプター副会長でもある、茨城チャプター長の西村雅司氏を講師に、「クエッションゲーム」と題したワークを行いました。
西村氏はふだんは茨城県内でコーチングの普及活動を行っていますが、その中でコーチングの神髄を伝えるためにさまざまなワークを工夫して実施されておられます。
今回のワークも、その活動の中で編み出したということでした。
具体的には、トランプを不規則に並べた状態のコピーを話し役が持ち、質問役はトランプそのものを持ちます。質問役は話し役からトランプの並びイメージを伝えてもらい、手元のトランプを使って、コピーとまったく同じ並べ方をするゲームです。
理屈では簡単ですが、いざ質問をするとなるとうまい設問内容が思い浮かばなかったり、質問者の先入観で質問が固定化され期待した答えが返ってこないなど、結局は完璧にイメージどおりの並べ方が再現できませんでした。
コーチングのシーンで考えると、コーチ役がクライアントの話を「聞きたいように聞いてしまう」ことにつながり、それではまっとうなコーチングとは言えない、ということを身を持って体感したゲームでした。