「型から入るコミュニケーション」
2008年11月16日(日)、さいたま市大宮区において、埼玉チャプター11月定例セミナーを開催しました。
今回のセミナーは、埼玉チャプター会員で先ごろ「話し方・言葉遣いのビジネスマナー」という本を出版された田淵真知子氏を講師にビジネスマナーを中心としたワークを行いました。
もともとコーチとして活躍されている田淵氏は、「ビジネスマナー」というテーマとは無縁だったということです。しかし縁あって本を上梓することになり、改めてビジネスマナーについて調べてみたところ、コーチングにも深く関係することに気づいたとのこと。
現在は、コーチングとタイアップしたビジネスマナー研修も頻繁に行っておられ、成果を出しているとのことです。
さてセミナーでは、まず正しい礼を行うワークから始めました。ホテルや高級レストラン、飛行機のキャビン・アテンダントなどが実践している挨拶とお辞儀。「普段使うこともないから必要ない」と思っていると、いざというときぺこぺこと何度もお辞儀を繰り返したり、「これでいいのかな」と自信のないぎくしゃくしたものになってしまいます。「知っている」から「できる」マナーを身につけることは、ビジネスのスキルにまで高めることができます。
続いて自己紹介の練習。自分を売り込むためには、相手の記憶に残るプレゼンスが必要で、しかも限られた時間で行わなければなりません。しかし話の内容ばかりに気が行ってしまい、時間や動作になかなか意識が傾けられません。参加者からのフィードバックで自分の話し方の癖に改めて気づかされました。
また、分かりやすい話し方の手法として「PREP法」を学びました。「Point」(結論)、「Reason」(理由)、「Example」(事例)、「Point」(結論)の頭文字をとった表現方法で、この流れで内容を整理し話すことで、聞く人の頭の中に深く残る効果があるとのことです。