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【第3回】「未完了」

2008年11月9日(日) 大宮法科大学院大学 講堂

今回も、開始後しばらくは前回のおさらいもかねてパーソナル・ファウンデーションの概要について近藤コーチからレクチャーがありました。前回までの参加者にとっては復習となり、また今回初めての参加者にとっては、パーソナル・ファウンデーションのアウトラインをつかむ時間となりました。

photo-02今回のテーマ「未完了」も、前回の「妥協」と同じく、近藤コーチから「真剣に考えるほど、スッキリ感よりモヤモヤ感が残る」との言葉。確かに未完了の状態を残している後ろめたさと、完了させることの困難さがないまぜになり、複雑な心境を覚えるものです。

さて、どうして未完了の状態が残ってしまうのか。これは幼少の頃のネガティブな体験が、自身の行動を躊躇させていることが多いそうです。そこでワークの中では現在の未完了状態の他に、過去の未完了や同じような未完了状態を反復しているケースを洗い出してみました。一連の取り組みの中で、事象をとらえる一般的な未完了状態の他に、感情面での未完了も取り上げられ、新たな視点を学びました。

photo-03最後は3人1組になり、それぞれがコーチ役・クライアント役・オブザーバ役に役割を交代しながら、未完了を完了させるアクションプランを立てるワークを行いました。

近藤コーチの「理想は、未完了を完了させること。でも、未完了をリストとして書き出すだけでも、気持ちがスッキリするのであればそれはそれで有効です」というレクチャーが新鮮に感じました。