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「ラポールを築くための『平和な心』の作り方」

2008年7月27日(日)、さいたま市浦和区において、埼玉チャプター7月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、埼玉チャプター理事の沖昌幸氏を講師に「ラポールを築くための『平和な心』の作り方」をテーマに進行しました。

まずは参加者めいめいが、自分を取り巻く環境の中で相手を疎ましく感じたことを書き出すことを行い、次いで、沖氏が自身の疎ましく感じる相手を、ノンフィクションで披露しました。

その上で、相手が自分にとって気持ちの良い行動をしたときに、自分がなかなか素直になれない理由を考えてみることとしました。

photo-02沖氏と相手との関係をできるだけリアルなディティールで醸し出されましたが、これを元に参加者同士で意見を出し合うことによって、沖氏の意識の中ではどんなことが起きていたのかが、より鮮明に浮き上がらせることができました。

同時に参加者が冒頭に書き出した内容も考慮して分析を試みましたが、結果、自分に対しては「優越感」や「被害者意識」、相手に対しては「平和を奪う」「怒り」、感情的には「憂鬱」「苦々しい気持ち」、世の中に対しては「不公平」「不当」といった意識が芽生え、それが素直な行動を阻害する要因であることをシェアしました。

そしてそれら阻害要因を取り除くには、自分を正当化する意識から距離を置く努力が必要であり、その距離を置くことを持続させることが、平和な気持ちを持続させるポイントになることを学びました。