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「パーソナルファンデーションプログラム」

2010年5月16日(日)、さいたま市大宮区において、埼玉チャプター5月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、国際コーチ連盟(ICF)マスター認定コーチであり、(財)生涯学習開発財団認定マスターコーチでもある近藤真樹氏を講師に招聘し、『パーソナルファウンデーションを磨く』ワークショップを開催しました。

近藤真樹氏のパーソナルファウンデーション・プログラムは、2008年から2009年にかけて埼玉チャプターで特別カリキュラム(全5回プログラム)を設けましたが、これが大変好評だったことと、特別カリキュラム終了の1年経過後に再度プログラムを企画するアイデアがあったことから今回実現したものです。

photo-02当日は埼玉県内のみならず関東一円から25名の参加があり、このプログラムの関心の高さをうかがうことができました。

まずは『パーソナルファウンデーション』に関するレクチャー。近藤氏のプログラムは、どのテーマからでも始めることができるように構成されており、パーソナルファウンデーションが誕生した背景や学ぶための重要な柱、そして近藤氏の体験談も交え、詳細な説明がありました。今回も初参加者が数名いましたが、その方たちにとっても導入しやすい構成でした。

photo-03そして今日のテーマは『境界線を引く』。人は個々人で自分を守りたい領域、すなわち境界線を持っているはずですが、その領域に他人が入り込んでくることをきちんと拒絶できない人や、そもそも境界線をしっかりと把握していない人は、自分自身の立ち位置が安定せず、課題や目標に素直に向き合えなくなってしまいます。境界線をしっかりと持ち続けるとともに、他人との関わりを何の抵抗もなく表現できることが、自己基盤を確立させる大きな要素の一つになります。

photo-04ワークショップでは、2人組あるいは4人組のグループを作り、自分がウキウキすることやその瞬間、シチュエーションを出し合い、今度は逆に自分が鬱屈してしまって素直に対応できなくなる場面や苦手な相手を出すとともに、どうして素直になれないのか、何がそうさせているのかをグループ内で質問を出し合いながら気づきを促すワークを行いました。ワークショップを通じて、ふだん何気なく選択してしまっている行動や考え方が、他人にとっては「不自然に思える」というフィードバックがあったり、あるいは自分が気にしていたことが他人から見ればまったく気にするに値しないことが指摘されたりと、参加者一同、自分に対して新たな気づきや発見を得るとともに、パーソナルファウンデーションの重要さを改めてかみしめた1日となりました。