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「クエッションゲーム ハイパー」

2010年4月18日(日)、さいたま市大宮区において、埼玉チャプター4月定例セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、埼玉チャプター副会長でもある、茨城チャプター長の西村雅司氏を講師に、「クエッションゲーム ハイパー」と題したワークを行いました。

昨年の5月定例セミナーで「クエッションゲーム」を行い、好評博したことに応えて開催したもので、この1年間で改良したところもあるため「ハイパー」という名称を付加したものです。

具体的には、質問役・話し役・観察役の3人が1組となり、トランプを不規則に並べた模様のコピーを話し役が手に持ち、質問役がトランプを持たされます。質問役の質問に対して話し役がコピーを見ながらありのままを答えることで、質問役は与えられたトランプで模様をどこまで再現できるかを実践するのがワークの内容です。

photo-02昨年の「クエッションゲーム」では、質問役と話し役が向かい合わせになっていたため、どうしても話し役のリアクションが伝わってしまい、勘の鋭い質問役は雰囲気で模様を再現すしてしまうような場面もあったため、よりワークの目的に近づけるため、今回は質問者と話し役は背を向ける形となり、また監察役・話し役が個々に質問役へフィードバックする方法を取り入れました。

与えられた時間はわずか6分間。その間でどれだけ模様を再現できるかは、質問役がいかに適切な質問を話し役に投げかけるか、ということですが、質問役がしたいような質問を繰り出しても、逆に話し役が答えに詰まってしまい、結果的に適切な回答が返らず、再現がおぼつかない場面があったり、あるいは全体のイメージを問いかける質問に話し役の感覚がフィットして適切な答えとなり、再現度が高まったり、ということを体験しました。

今回のワークを通じて、コーチとクライアントが信頼関係を作っていく上でのコーチからの働きかけや、これはコーチングだけではなく、職場や家庭でも自分の相手に対する接し方で十分に参考になる、という意見が相次ぎ、有意義なワークとなりました。